南チロルでは、人生ほぼ初めて?となるハイキングに連日出掛けました。スイスも南チロルもハイキングを求めての観光客が多いので、数えきれないハイキングルートが整備されています。日本人の感覚(私だけ?)では、ハイキングではなく山登りでは!?というような道も沢山あります。初心者の私は、もちろん初心者コースのみ選んだのですが、厳しい道のりもあり、これでライトならミドルやハードはどんななの!!と思った運動不足の私です。

 

レノン・ケーブルカー駅から尖塔群を見るコース

ボルザーノからケーブルカーに乗り、レノンに到着したところから始まるハイキングコース。レノン地方に点在する奇岩(尖塔)群を見ることも出来ます。6kmくらいでしょうか? スタートはただ下るのみ。ということは出発点に戻るときは登り。。。

初めはこんな感じの森を下っていきます。

 

尖塔群近くで、ラマと一緒にハイキンググループと遭遇。こちらはラマを綱で引きながらハイキングするというツアーのよう。子供には子供のラマが、大人には大人のラマが連れられていました。

さて、お目当ての尖塔群です。

ハイキングルートから見下ろす形です。何カ所かポイントあり。

不思議ですね~。

レノンへのケーブルカーからは、ボルザーノの街並みを上から見下ろすことも出来ますし、周りのワイン畑の景色も見え、右側に乗っているとこの尖塔群も少し見えます。

この後、ひたすら登り道が続き、一周して教会のある場所まで出てきます。ここは見晴らしが良く、遠くにドロミテの山々も見えます。

今回南チロル滞在中は、お天気は晴れたり曇ったりでしたが、これくらいで丁度良かったです。でないと暑すぎて体力奪われます。晴れている時に登りだと、本当にしんどい。 このコースは、滑らないスニーカーで十分周れるコースです。

 

リッターホルンからのハイキングコース

車でリッターホルンに登るゴンドラの駅まで行き(バスもあるとの事)、ゴンドラに載って上まで。そこからパノラマコースという散歩コース(バギーでも通れるような)と展望台が整備されているので、まずそこへ向かいました。

展望台です。 2260mなのかな?お天気はいまいちでしたが、遠くの山々、ドロミテなど見えます。

このような整備された道を進んで行きます。

途中で、このようにスキーリフトひとつ分上に登る道があり、そこからもハイキングルートが続きますが、私達はこの道でないハイキングルートを進みました。初級向け13km、最終目的地下のゴンドラ駅。

山の上の方は、冬場スキー場だからなのか、草原や低木の中に道とは言えないようなハイキングルートが。所々石にマークが付いているので、迷わず済みましたが、1人だったら怖いかも。この13kmのルート、最後まで誰にも合いませんでした。皆さんパノラマルートを歩いて、少し上にハイキングして、レストランでカフェなどした後、ゴンドラで下へ帰るのでしょうね。。。

放牧中の牛に遭遇。道を塞いでいたので、どうしたものかと思ったら、近くに行ったらどいてくれました。

この頃は、景色も良いし冒険に出発したようで喜んでいた私。。。

そのうちに道は森の奥へ。小川を幾つか渡ったり、根が張り巡っている急な道を進みます。

このルートは、ハイキングシューズが無いと難しいと思います。写真にありませんが、かなり急で狭い道も通りました。

森を抜けると、開けた場所が。

ちょっと休憩し、まだまだ3分の1地点、先を目指します。

この後、また森の中へ。林道のような舗装なし道路を何回かまたぐようにして、下へ下へ。

その後レストランがある集落に到着。軽いランチを食べた後、今度は道路を進む。

ここに来て、まさかの登り道。。。延々と(私の中で)山に沿ってカーブしている道路を進む。

残念ながら、この集落からはゴンドラ駅まで普通の舗装道路を辿るだけでした。まぁ、それまでがワイルドな道だったので、トータル面白くはあったのですが、この最後の登り道路&下り道路が私には地獄でした。足が棒。

無事に13km達成!しかし、この時思ったのが、初級者コースって書いてあるの絶対信じない!ということ。ホテルに帰ってからの、スパで救われた~~。

 

レノン鉄道から有名な尖塔群、コスタロヴァラ湖まで

翌日。前日の13kmがきつかったので、絶対もっと楽な平坦な短いコースを!と思い、出発。先ずは観光列車?レノン鉄道に乗り、終点Klobensteinを目指す。レトロな車体で、中はハイキングに行くと思われる観光客だらけ。

車窓から良い景色が見えます。老夫婦もハイキングに行くのね。皆さん絶対私より体力あるよね~。

さて、Kolbensteinに到着。ここから道にプリントされた尖塔マークに従って、先ずは尖塔群を見にハイキングコースへ。このコースはただ道路を進むだけの面白味もない道のり。最後の尖塔群にいたる道だけが、ハイキングコースぽいだけです。

途中に蓮池が。綺麗でした。

やっぱりの、何気にずっと上り道。。。昨日の疲労も抜けていないので、足が重い、心が折れる==。

30分程で、目的地、尖塔群に到着。観光パンフレットに絶対載っているだけある、流石の景色ではありました。展望箇所が2か所あり、手前が一番綺麗に見られました。

さて、ここから素直に駅に戻り、電車で帰れば良かったのでしょうが、昨日の今日で、変にアドレナリンが出ていたので、出来るところまで歩いてハイキングコースで戻ろうという気分。早速、マップを広げ出来るだけ楽そうなコースをチョイス。Kolbensteinの町から続く散歩道に進みました。

とても整備された、森の脇や林の中を抜けていく道で歩きやすいことこの上なし!ベンチも100m置きに置いてある親切さ!

しかし余りにナイスな散歩道状態のハイキングコースに、ちょっとつまらない感があったのも事実。そして途中にホテルのある町の名前が書いてある小さな標識発見。でも、なんかマイナーなハイキングコースのようで、私の持っていた無料でもらえる観光地図には載っていない。。。それも人ひとりがやっと通れるような怪しい脇道へ入っていく。。。 一人では絶対にやらないが、家族だからやっぱり冒険がしたいよねってことで、疲れているのかハイなのかわからない体のまま、どんどん進むことに。

思った通りの、森の中や草原を進む(勿論誰にも会わない)ハイキングコースでした。

池発見。絶対落ちたくない感じ。。。

線路まで渡ってしまいます。ちゃんとコースマーク付いているのです。

そしてたどり着いたのは、見覚えのある「ハチミツ博物館」の裏手。今日もミツバチは働いています。

そしてホテルのあるコスタロヴァラ湖に無事帰還。

そう、結局軽くハイキングのつもりが、また10㎞以上歩きました。これでホテルで食事を食べ過ぎなければ健康的な旅行なのですが。。。

 

ホテル周りのミニハイキングコース

ミニと言っても5㎞でしょうか? 連日のハイキング、ホテルで過ごす時間も多く取ろうと、午前中で軽く行けるルートを。ここまでくると、私は実はハイキング好きなのではないか?とも思えるように。いや、きっと錯覚です。今だけです。体力あったらスイスにいるんだから、ハイキングに励む?というのもアリか???なんてとりとめのないことも考えたりして。でも今回の旅行で、急きょハイキングシューズも購入したので、使わないのは無駄だし。。。。って話は脱線しましたが、ホテル周りのもちろん初心者向けルートに行ってみました。

しつこいようだけれど、初っ端から登り道が続くと辛い! 湖があるところが周りより低いのは当たり前なので、そうとは思っていたものの、急勾配でしょ!って森の道をひたすら行くと、小さな湖に出ました。

この裏には、見晴らしのよいポイントがあるという事で進みます。

見晴らしの良いポント到達。下は断崖絶壁で、落ちたら怖い。。

この森は大きな岩がゴロゴロしていました。

帰り道も、登った以上に険しい急勾配の下がり道が、、、反対で良かったのかもと思い知る。

苔の付いた巨石は、何だか太古の森にいるようで落ち着きました。

森の中を進みます。

あちらこちらに巨大な蟻塚があって、私には恐ろしい。。。

最後はホテルのある湖に戻って終了。

犬を連れて泊まるホテルには最高のロケーション。日陰のある散歩道が多く、犬も湖で泳げます。もちろん人間にも!泳いだ後の海水のベタベタや砂のじゃりじゃりが嫌いな人には湖で泳ぐのがお勧め。

 

 

 

 

 

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