※ショップ「雑貨屋すいす」特集記事より。

 

スイスに暮らしていると、多くの家庭で見かけるガラス製品があります。生活に色どりを与えてくれる、それらのキャンドルホルダーやフラワーベースなどは、スイス最後のハンドメイドガラス工場、Glasi Hergiswilで作られたもの。 スイス人なら、殆どが知っているメーカーです。

 

しかしながら、日本では知名度が全くないメーカー。日本の家庭で浸透している北欧ガラスメーカーだけでなく、今回はスイスメーカーも知ってほしい!と思い記事を書くことにしました。

 

Glasi Hergiswil社について

ガラス工房Glasi Hergiswil は、1817年創設以来、スイス・ルツェルン湖のほとりHergiswilヘルギスビィルという町に所在しています。 Siegwart兄弟たちがHergiswilを選んだのは、木材などの燃料確保と商品の理想的な輸送ルートを持った場所だったからです。1975年、ガラス工房は閉鎖の危機に陥りました。旧式の製造方法が、海外の新技術による自動ガラス生産との競争に勝てなくなったからです。

しかしながら、Glasi-Lüütと自治体、とりわけRoberto Niedererロベルト・ニーデレラーと従業員のおかげで、工場閉鎖を防ぐことができました。職人技の伝統が復活し、現代様式とマッチしたデザインと組み合わされています。 Roberto Niedererが亡くなる少し前に、彼の息子Robert Niederer(同名)が1988年にGlasiの経営を引き継ぎました。現在では、 100人以上のGlasi従業員とともに、彼はGlasiでの作業を続けてます。Glasi Hergiswilは、スイスで最後のハンドメイドガラス工場です。

近年、工場は全改装され、訪問者に優しいように設計されました。併設されている Glasi博物館では、ガラスとガラスの歴史が印象的な作品との3次元で展示されており、1996年にはヨーロッパ評議会から「ヨーロッパで最も美しい博物館の1つ」と認められています。

2017年には、創設200年を迎えました。

(以上文面、パンフレット200年Glasi Hergiswilを参照)

 

文中にも登場した、Roberto Niedererロベルト・ニーデレラーはGlasi Hergiswil社およびその製品を語る上で、欠かすことのできない人物です。既に亡くなっておりますが、書籍も発売されるなどスイスでは広く認められたガラス職人・デザイナーです。

 

Roberto Niederer ロベルト・ニーデレラー

イタリアNapoliに生まれ、イタリアCatanzaroで亡くなったRoberto Niedererは、スイス・チューリッヒ、Hergiswil 、Sellia Marina (I)で暮らしました。

彼は自分自身を、永遠の移民でガラス狂だと自己評価していました。 60年の人生の中で、45年間もガラス製作に携わったにもかかわらず、彼はいつでも初心を忘れずにいました。Roberto Niedererは、Glasi Hergiswil社において、ガラス造形職人、デザイナー、芸術監督として働き、Glasi Hergiswil社のスタイルに多大な影響を与えました。彼はガラス表現において多くの形式をマスターし、また海外デザインのアイディアなどもガラス製作を通して理解することができました。Roberto Niedererは、彼独自のデザインコレクションを多く生み出し、彼のラインだと明確にわかるガラス製品と作品は、今でも人々を惹きつけます。現在もそれらのコレクションの一部は、Glasi Hergiswilによって製造され販売されています。

Roberto Niedererはガラスとガラス工場のために一生を過ごしました。彼のモットーは次のようなものでした 「職人と人々が人々のためにガラスを作るように。」

(Roberto Niederer  – «ガラスのための人生» 参照)

 

「雑貨屋すいす」で取扱っている、Glasi Hergiswil社のヴィンテージ品をいくつかご紹介します。日本に浸透していない、スイスメイドのガラス製品、お勧めです。

 

お花のような、クローバーのような形をしたキャンドルホルダー。Roberto Niedererロベルト・ニーデレラーがデザインしたこちらは既に廃盤になっております。全てハンドメイドなので、ひとつひとつ形も大きさも違い、それがとても可愛らしい。ロングキャンドルを挟んで使うように中央の萎みは調整されています。ちなみに写真で使ったのは、IKEAで普通に売られているキャンドルです。

 

こちらもRoberto Niedererロベルト・ニーデレラーの廃盤キャンドルホルダー。この様に2個で構成されています。お花と葉をデザインしたのでしょうか。そこの穴は、使用後の溶けたキャンドルを取り出しやすくするためのものだと思われます。 ティーキャンドルも入る大きさなので、いろいろと楽しめそうです。

 

こちらのガラスオーナメントは、 Willy Steinlinデザインによるフクロウのガラスオーナメントです。お隣の小鳥も同じものと思われますが、レアなアイテムなのか確認できません。もしかしたら北欧メーカーのものかもしれません。

Willy Steinlinのデザインしたガラス製品は、牛やフクロウなどの動物モチーフを使ったスイスらしいものばかりです。チーズプレートやバタープレートなどがヴィンテージ品として残っており、コレクションしている方も多いお品です。このガラスオーナメントは重量感もあり、ハンドメイドらしさが素直に表れた素敵なお品です。賢者のシンボル、幸運アイテムとしてフクロウも、嘴にお花を咥えたまあるい小鳥もどちらもお勧めです。

 

今後も、随時ショップには追加予定ですのでお楽しみに!

 

 

 

 

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