8月下旬のあるお天気の日、Bad Ragaz方面に軽いハイキングに出掛けました。

スタートは、温泉療養地でもある小さな山間の村、Valens。ここには温泉付きの大きなリハビリクリニックがあります。(一般の入浴も可のようです。)

そのクリニックの裏手、写真のような谷の風景が広がっている、ここからハイキングをスタート。

森(山)の中の急な斜面をTamina渓谷に下っていく20分のハイキングコース。夏には最適な涼しさ。逆方向だったら、倍の時間かも?良かった~と思いながらも、膝にくる~と思いつつ、Tamina渓谷底にある、本日の目的地、Altes Bad Pfäfersに到着。

ここには、Bad Ragazからポストバスも運行されています。

Altes Bad Pfäfersはチャペルも併用しており、昔は修道院兼温泉療養所として運用されていました。

写真では撮り切れませんでしたが、側は絶壁のある渓谷であり、よくこんなところに建物を!と思わせる場所でした。

内部には、常設のミュージアム(建物の歴史と宝物)と特設展、レストラン、そして本日のメイン、Taminaschluchtタミーナ渓谷へと入るチケット売り場があります。

このような個室で温泉療養を行っていたようです。 

内部でゲートチケットを5フランで購入し、渓谷歩道(遊歩道とはとても言えない)に入ります。

進むとどんどんトンネルのようになって行きます。

このTaminaschluchtタミナ渓谷は、Tamina川によって過去15000年にわたって地中深くに掘られたものです。こちらの渓谷の狭間の長さは約750m、深さは70mになります。



歩道上部の岩肌からは、水が流れるように、場所によっては小さな滝(もしくはシャワー)のように頭上に落ちてきていました。周りの皆さんは、ちゃんと下調べ済みなのか、マウンテンジャケットやレインジャケットのフードを被っていました。私は、髪から上着、ジーンズ裾までびしょ濡れ。。。 幸い、外がお天気だったので、日光で乾かせて良かったですが、曇り空だったら風邪ひくレベルでした。



途中、人工的に作った神秘的な洞窟を進めます。

洞窟内は、少し蒸し暑い(温い・濡れた体には暖が取れて嬉しかった)。いちばん奥には、温水が湧いている所を見ることができます。ちなみに水温は36.5度だそう。

こちらの見学を終え、ランチを取った後、Bad Ragazまで続く道をハイキング。

整備されたほぼ平坦な道を50-60分、Tamina川沿い、渓谷沿いに進みます。同じ道を1時間に1本ポストバスも通りますが、十分に避けられるスペースがあります。

渓谷のせいなのか、道サイド上部からはあちらこちらから水が流れおちており、夏のハイキングには最適な環境。下のTamina川のせせらぎ(轟音?)も加わります。

これらの水は、全てTamina川に注ぎ込みます。

途中、新たな観光ポイントにもなっているTamina橋の下を通ります。 

2017年に完成した、全長約470m、アーチ部分260m、高さ約200mのTamina橋。アーチ橋260mとしてはスイス最大のものになります。

Bad Ragazに近づいてくると、人工的にTamina川に段差を付けた場所が幾つか見られます。

川の水は、周囲の粘板岩(スレート)の細かく砕けたものが混ざっているせいで、灰色です。

Bad Ragazに到着。

言わずと知れたスイスの有名な温泉地。5★ホテルから、貸別荘まで沢山の宿泊施設があります。

勿論、日帰り入浴もできる温泉施設がありますが、残念ながら今回は楽しめず。チューリッヒからも1時間半ちょっとで行ける街でもあり、次回はゆっくり温泉を楽しみたいと思います。(温泉といっても、温水プールのようなものですが。。。)

 

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