年が明けたと思ったら、もう桃の節句です。
スイスにお雛様を持ってきているので、今年もお内裏様とお雛様を飾りました。花あられの代わりに、チョコレートをお供え。今年はショップオープンでバタバタしていたので、一昨日まですっかり忘れていて、慌てて飾りました。三人官女はじめ、他の面々はサイドボード内で今年は待機です。ごめんなさい。。。
しかし、毎年日々の過ぎるのが倍速で早くなっているような気がしています。もう2017年も3月だなんて!!
当然ですが、スイスには桃の節句などはなく、今日も普通の一日です。
私は雑貨を仕入に、久しぶりに昔住んでいたエリアに向かいました。
途中オペラハウス前の広場を通ると、人々が光を浴びていました。スイス人は、少しでも太陽が出ると(特に冬)、光合成をしようとします。今日は、パッとしない晴れ模様だったのですが、それでも皆散歩したり外に出たがります。体にソーラーパネル内蔵されていて、それでエネルギー補給しているかのようです。
日本人の、日光から逃れる生態を見ていると、全く逆なので面白いですね。
ここは、私がスイスに来た時に初めて住んだアパートです。リマト川沿いにあり、当時は新築で斬新なデザインで建てられたということで話題になりました。入居希望者も押し寄せ、抽選で無事当選した私たちはラッキーと思ったものです。今では、すっかり景色の一部で新しくも何ともない、ただのアパートに見えます。
上の写真の昔塔だったところには、今でも2家族が住んでいます。
今回の仕入先は、「Bermoulli Häuser」ベルヌーイ・ハウザーに住んでいる方です。ベルヌーイ・ハウザーとは、著名なスイス人建築家ハンス・ベルヌーイが1924-28年にかけてチューリッヒ市内リマト川沿いに建てた長屋住宅で、保存が義務付けられている建物群です。その名がそのまま近くのトラム停留所になってもいます。個々でリノベーションが進み、今は若い家族やカップルが多く住んでいるようです。ちなみに不動産マーケットでは、一部のみリノベーションされた真ん中長屋100平方メートル一軒で、1億円です。チューリッヒ値段ですね。
この中の一軒に住む老夫婦がお引越しをすることになり、私が仕入に出かけました。今回はMelittaメリタのヴィンテージコーヒーセット・コペンハーゲンをオリジナルボックス入りで購入! 更に、ダイニングルームの天井に付けられていたランプ(グラスと籐で出来ている)もその場で仕入れることに決定。
このメリタのコペンハーゲンはほぼ新品(新品と言っていたが保存状態が地下室だったため、箱などダメージ)の完品セットなので、私のコレクションに追加しようと思います。気が変わったら「雑貨屋すいす」に入荷させるかもしれませんが、今のところ私がまだ眺め、持っておきたいです。
今度、改めて紹介しますね!
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